文化祭を知らせるポスター。学校周辺に貼られ、地域の人たちはポスターで文化祭があることを知ることになるので、ポスターは文化祭の「顔」と言っても過言ではありません。
今年の文化祭、いつかな? 面白そう、行きたい、と思ってもらえるポスターを作りましょう。
文化祭の準備でまずやるのがポスター作りです。校内の一大イベントである文化祭の顔となるポスター。大体の場合、ポスターはひとつです。
全校生徒が自慢できるようなポスター、皆さんの学校では誰が作っているのでしょうか?
美術部のエースに依頼
絵が得意な生徒を一本釣りして依頼する。美術部部員、美大を目指している生徒、絵画で賞を獲った生徒がターゲットになる。
3年生は受験勉強や就職活動で忙しいので、2年生が描く場合が多いようです。
校内で募集して投票で決める
全校生徒から応募を募る。実行委員が優秀な作品数点を選び、廊下に張り出して、どれがいいか生徒の投票で決める。
イラスト自慢が腕を競い合うことで、校内が盛り上がるようです。
実行委員がグループで制作する
実行委員にポスター制作要員として絵のうまい生徒を数名、抜擢し、グループで制作する。
グループでアイデアを出し合うことで、学校の伝説に残る名作が生まれることもあるようですよ。
レイアウトは?
ポスターの要となるのがレイアウトです。文化祭のタイトル、スローガン、日程などをアピールし、かつカッコいいデザインにする、レイアウトのコツを挙げてみます。
タイトルは左上に!
人は物を認識する時に、まず左上から見るようになっています。通常のポスターも、重要事項は左上に集中しているはずです。
タイトル、日時など、大切な事項は左上に左詰めで描くと記憶に残ります。
タイトルは全体の1/4のスペースで
文字と他のバランスは、このくらいがちょうどいいようです。
イラスト、写真は右下に
メイン・ビジュアルを中央に置こうと考えがちですが、右下に置くことでよりインパクトが強くなります。
必ず余白を残す
タイトル、日時、イラスト、写真を配置した後、残った余白はそのまま残しておきましょう。
これらの情報を目立たせる効果があります。
注目されるポスターの貼り方
カッコいいポスターが出来たら、沢山の人に見てもらえる場所に貼りましょう。
学校周辺の商店街や駅前など、人通りが多い場所がいいですね。
ポイントは、ポスターを貼る高さです。
高すぎる場所では何が描いてあるのか見えないし、低すぎてもカッコ悪いです。
ポイントは、「目の高さより下」に貼ることです。
目の高さより下に貼ることで、歩いている時でも目に留まりやすくなります。
人は歩いている時は、何か考え事をしていたり、話したりしているものなのです。
そんな時、目線は低くなります。
ポスターが自然に目が留まるようにするためには、少し低い場所に貼るのがいいようです。
ポスターのアイデアの見つけ方
ポスターのデザイン、色、イラストなどは、過去のポスターを参考にしてアイデアを出しましょう。
文化祭は学校行事なので、作る人の個性が出すぎてはいけません。
前年、それ以前のものや他校のポスターなど、様々な同列のポスターから外れすぎず、かつ一歩前進させるのです。
人間は、既存のものとあまりに違うものには、好ましい感情を抱きません。
これまでと似たテイストでありながら、新しい息を感じられるポスターが「カッコいい」と言われるポイントのようです。
オリジナルの始まり!学校のポスターを参考に
文化祭は学校が地域に開放される数少ない行事です。将来、この学校に行きたいと希望する子供達やその家族の皆さんも来場するので、学校の宣伝用ポスターもヒントになります。
学校宣伝用ポスターが明るく楽しいイメージなのか、体育会系なのか、アバンギャルドなのか、それに合わせて同じ路線で作るのも、ひとつの方法ですよ。
もしポスターに自信がないけれどオリジナリティあふれるものを作りたい!という方もいるかと思います。そんな時はオリジナルタオルを作成してみても良いかもしれません。タオルならば必要な時だけみんなにみせられますし、実用的でもあります。
まとめ
いかがでしょうか?
文化祭の顔となるポスターですから、責任重大かもしれませんね。この他にもポスターデザインに関する情報はたくさん出ていますから、それを利用して、楽しいポスター制作をしてください。